【MSWの事例紹介】病院で偶然に母、祖母と再会。

事例イラスト 事例編

【事例15】病院で偶然家族が再会する場面に、同席した事例です。

 こんにちは、現役MSWのヒナタザウルスです。このブログでは、MSWとして関わった事例や思う事、MSWに関わる本や、あんまり関わらない本も含めて紹介させていただいています。

 今回の事例は、MSW(Medical Social Worker:医療ソーシャルワーカー)として、すごく偶然に立ち会えたものです。なお、事例に関しては特定を避けるために多くの情報を変えておりますので、一部フィクションであるとご理解いただきながら、実際に自分が相談員だったらと思いながらお読みいただければと思います

登場人物は複数いらっしゃいます。

 今回のAさんは、骨折で入院された30~40代の女性の方。骨折のみでしたので、ある程度治療が終われば退院ができるかなと言われていました。私はMSWとして直接的な関りはほとんどありませんでした。

 今回の事例はもうお一人重要な登場人物がいらっしゃいます。それが、Bさん。この方は高齢で、独居。内科へ入院され、独居に戻ることは難しいかなと思われる状況でした。(Bさんは、80代、要介護1でした。)

(Aさん:30代女性、Bさん:80代女性、Cさん:60代女性 ※ 推定)

Bさんのご家族と面談し、退院先の相談をすることに。

 私は、MSWとして、Bさんの退院先の相談に乗るため、Bさんの娘(Cさん)との面談を設定し、面談を行うこととしました。

 その面談では、Bさんが自宅で独居で過ごすことはなかなか難しい(サービスを駆使すれば可能性はあるが、Bさんはサービス拒否をされる方でもあり)とお話ししました。

 その後、ご家族で話し合いをされて、Cさんのお住まいで、共に生活することとなりました。Cさんの自宅も近郊であり、ご家族と同居であれば、Bさんはそこまでサービスが必要ないと思われる体調だったので、退院の方向性が決められ、良かったと思いました。

ここで、すごく偶然が起こりました。

 この後に、Bさんをお見送りするために、病院の受付までCさんに同行してお見送りをしたのですが、そこで偶然がありました。

 病院の受付付近でたまたまAさんとお会いしたのですが、AさんはCさんの娘、(Bさんの孫)だったのです。Aさんは、ご家族さん、主にお父様と関係性が悪く、10年以上家族と会っていないとのことでした。そのため、この病院の受付での再会は10年以上ぶりとなります。

 Aさんは大変驚かれていましたが、Bさんが別の階に入院していると聞いて納得をされた様子でした。関係性は微妙なところ(元々Aさんが家族と関係性が悪く、家出状態だったため。)ではあるもの、久しぶりの再会でいろいろとお話をされていました。

 後日、改めてCさんが来院されたときに、Bさんの病室でAさん含めた3人でゆっくり過ごされているところを見ました。なかなか不思議なことがあるのだなと思いました。

 ちなみに、AさんもBさんも退院されたのですが、AさんはCさんと連絡を取り合うようになり、ご実家にもたまに行かれているとのことでした。

おわりに

 今回の事例は、家出をした娘が、おばあちゃんと同じタイミングで入院し、家族の再会を果たしたという事例です。MSWとして(実はそれなりに退院調整などしたのですが)どうこうというより、この偶然と、時間の経過によってか、家族がまた接近したという珍しさで、ブログにさせていただきました。

〈※ お一人暮らし高齢者が、ご家族と共に過ごすことになることについては、昨日のブログで紹介した本が、多くの方に共感いただけるかと思います。→ 【MSWの事例紹介】「おひとりさまの老後」を読んで

以上、MSW(医療ソーシャルワーカー、社会福祉士)ヒナタザウルスのブログでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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