介護保険について

知識イラスト 知識編

そもそも介護保険ってなんだ。

 こんにちは、現役MSWのヒナタザウルスです。

 今回は、介護保険がなんであるか。どのようになっているのかを書かせていただきます。

介護保険は、福祉に関係するすべての人に関係があるといっても過言ではない制度だと思われます。MSW(Medical Social Worker:医療ソーシャルワーカー)として、退院調整を考える前段としてなければいけない知識でもあります。今回は何も知らない方を想定して、お話しします。

対象はどんな方?

介護保険は、1996年に国会に提出された「介護保険法」をもとに、2000年から施行された、「介護をみんなで支えあう。」制度です。

給付の対象となるのは、次の2通りの方です。

1,65歳以上で、原因に関わらず介護が必要となった方。

2,40~64歳で、特定疾患が原因で介護が必要となった方。

給付を受ける方は、自己負担を1~3割として、サービスを受けることができます。

介護保険は、申請しなければ使えないの?

介護保険の案内をすると、よく「もう届いてるよ?」であるとか、「市役所のだから、みんな使えるんじゃないの?」と言われます。これらは半分正解で、半分間違いです。

まず、65歳になると、ご自宅に郵送で介護保険被保険者証が送付されます。

これは、「65歳になったから、介護保険が必要に応じて使えますよ」というものです。このままの状態ではサービスを受けることができません。

介護保険は、需給資格を持ったうえで、「申請」をしなければ利用できないのです。

介護保険の申請やその後の流れについて。

介護保険の申請や、その後の流れについて、お話させていただきます。

介護保険の申請は、「申請書に必要事項を明記して、市町村等の介護保険関連部署、地域包括支援センターあるいは居宅介護支援事業所を通じて申請する」こととなっています。ただ、制度としては完全に行政のものになります。なので、誰に提出したとしても「市町村等の介護保険関連部署」に集約される仕組みとなっています。

また、申請後は、概ね次の様な流れで、進んでいきます。

・認定調査(訪問調査)を受ける。

 行政職員または、委託を受けた認定調査員が、本人や家族に様子の聞き取りを行う。

(入院されていた場合は、病院で行うことも、相談できるはずです。)

・病院等からの主治医意見書を用意する

 主治医の先生に病気や負傷の症状をまとめた意見書を作成し市に送付してもらいます。

(主治医の先生がいない場合は、近郊のクリニックなどに相談をしていく必要があります。)

・介護認定審査会(通称:判定会)にかけてもらう。

(ご家族やMSWにできることはありません。行政側で書類が揃い次第、決められた日時で行われます。)

この、審査会の結果を受けて、行政から申請者(原則:家族)宛に、介護保険書が送付されます。

合計の時間は、早くても1か月程度はかかります。(認定調査の日程が合わないなどの理由があれば、もっと時間がかかってしまいます。)

介護保険を取得したら、何ができるのか。

介護保険は、その体調や状況に応じて、7段階の「介護度」を交付され、その度合に基づいてのサービスが使えるようになります。

7段階というのは、

・要支援1・2

・要介護1・2・3・4・5

の7つになります。認定調査などを経てもあまりに元気であれば、「非該当」という項目になります。要介護という言葉は聞いたことがあるかもしれませんね。

実際のサービスや、施設については後日また記載いたします。

おわりに

今回は、福祉制度の要になる介護保険について、すごく簡単にお話ししました。

過去、地域の公民館等で数回お話をさせていただいているテーマですが、ここまでサラッとお話ししたのは、初めてです。

当ブログはあくまで「MSW」のブログなので、制度そのものを詳しく知りたい方は、厚労省のホームページ等を見ていただければ、非常に詳しく記載されているかと思います。

また、介護保険制度は、非常に重要で、お話ししたいことが多く、また、3年に1度程度のペースで法改正を繰り返してしているので、このページに関しては、今後何回も加筆訂正していくことのなるのかなと思います。

 〈 ※ つづき → 第23回 介護保険と入院について 

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