介護保険と入院について

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入院中に「介護保険」は申請すべきでしょうか。

 こんにちは、現役MSWのヒナタザウルスです。

 今回は、入院中に介護保険の申請をすべきかについて、お話します。「入院」と「介護保険」は本来直接関係がないことが多いです。一般的な急性期の病院で入院費が介護保険によって変わるということも、基本的にはないはずです。

 ただ、MSW(Medical Social Worker:医療ソーシャルワーカー)の立場で見た、退院調整を踏まえた意味での介護保険について、お話します。

該当になるのであれば、入院中に申請した方がよいです。

 介護保険というもの事態に関しては、昨日のブログの内容を見ていただければと思います。

  → 第22回 介護保険について

 そのうえで、介護保険は入院中にでも申請をした方がよいのかという質問が非常に多かったので、そちらに関しては、「適用になるのであれば、申請した方がよい」とお答えさせていただきます。

 理由は次のようなことです。まずは、介護保険を申請した後のフローとして、「主治医意見書」という、先生の意見書が必要だということはすでにお話しているかと思いますが、この意見書を誰が書くかが理由になります。

 入院中であれば、入院先の主治医の先生に書いていただける可能性が高いです。しかし、退院後に申請となると、外来にわざわざ行く必要があり、しかもその先生が主治医意見書を書いていただけるかもわからない状況となります。

 外来では入院と先生が違ってくることも多く、また、通い易さなどからも、違うクリニックさんなどに行かれる方も多いかと思います。そういった時に、その先生から見るとほとんど初めて見る患者様です。初めて見る患者様の主治医意見書を書いてほしいといったところで、書いていただけないことは多々ある話ではあります。

 数度通院していけば、書いていただけるかとは思いますが、入院中であれば簡単だったことが、時間がかかってしまうものとなります。

 また、入院をしている状況であるという事は、どこか悪い状態であるはずです。その悪い状態がある程度改善して退院となるはずではありますが、例えば「退院後、定期的に看護師さんとかに体調を見てほしい」であるとか、「退院後、不安だから玄関に手すりを付けたい」と不安になることは当然のことです。

 ただ、そう思った時に、介護保険が取れていないと、かなり高いお金を払うか、利用ができないかという状況になります。稀に、退院をする直前に「やっぱりアレが不安、コレが不安」と仰る方がいらっしゃいます。もし、そこから介護保険を申請し、介護サービスの利用などにつなげていくとなると、退院を1か月半ほど伸ばさざる得ないこととなりかねません(といいますか、この理由では退院が伸ばせない可能性が高いと思われます)。

 実際の手間を考えても、不安になったときに困らないためにも、年齢等の条件で介護保険の適応となるようであれば、特に65歳以上のご家族が急性期の病院に入院をした際には介護保険の利用を頭の片隅に入れていただけるとよいのではないかと思います。

おわりに

 高齢の方が退院後の生活を考えたときに、介護保険はあったほうがよい可能性が高いです。

 このブログをもし、MSW(特に急性期)になりたての方や、MSWを目指している方が見ていただけるようであれば(それが目標なのですが)介護保険があった方がよいか(取得すべきか)を確認し、案内を進めていたければと思います。

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