【書評】「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」を読んで

本の紹介

【本の紹介】幸せな国からのヒントが詰まった本です。

 こんにちは、現役MSW(医療ソーシャルワーカー、社会福祉士)ヒナタザウルスです。

 このブログでは、MSWとして関わった事例や思う事、MSWに関わる本や、あんまり関わらない本も含めて紹介させていただいています。

 最近では、病院が舞台となるような小説なども好んでご紹介しています。

 今回は「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」という本を紹介させていただきます。

 画像を見ていただければわかるかもしれませんが、心に響いたところに付箋をペタペタ貼りながら読んでいたらかなり付箋だらけになりました。

 著者:永崎祐麻さん、発行所:いろは出版株式会社さん

本の内容としては。

 この本は、世界幸福度調査で1位になった国「フィジー」の文化、慣習、根付く考え方を紹介し、私たちが幸せになるヒントを与えてくださる本です。

 内容の多くは、私(達)の感覚を根底からひっくり返すような、非常識な幸福論。

 ただ、その一つ一つにフィジーならではの理屈が加わるので説得力があります。

 私はMSW(Medical Social Worker:医療ソーシャルワーカー)として、自殺願望のある人や、精神疾患のある人を支援させていただいたこともあります。

 極端な言い方ですが、そういった人にこそ「この本にあるようなフィジー式幸福論」が取り入れらたらいいな、と思いました。

 また、この本を読み終えると、あまりに私たちの感覚と違う世界(国)が存在していることを知ります。

 この本の著者の永崎さんが本文内で言っているように「もしかしたら日本以外にもっと自分にフィットする国があるかもしれない」という思いが、私にもよぎりました。

 日本の社会は、特に労働する立場にとってかなり大変であるということは、多く言われてきています。

 私は日本が大好きなので、推奨すべきかわかりませんが、もしこのブログを読んでくださる人の中に「現在の生活がとても辛い」と思う人がいらっしゃいましたら、ご自身の気持ちや身体に支障が出る前に、「どこかもっと自分にある環境があるはずだ」と考えていただければよいのではないかなと思います。

とても読みやすいです。

 この本を紹介する上で、まず言いたいことがあります。

 著者の永崎さんの文章が、感動するほど読みやすいです。

 フィジーの人々の文化を紹介するので、フィジーの人々の発言が多々紹介されるのですが、それがすべて関西弁にされており、どことなくコミカルで親近感がある印象になりました。

 本自体は、序章の後に幸福の習慣を4つを、一つ一つ最後には結論も書いてくださりながら紹介してくださいます。

 フィジーの文化そのものが大変興味深いということもありますが、本自体読みものとしての完成度が非常に高いもので、ページがどんどん進む本だと私は思います。

この本は私に刺さったところが非常に多かったです。

 付箋をたくさんつけて読み、私に響いたところ、刺さったところはたくさんありました。

 フィジーの人々の「生き方」には、人生を幸福に生きるためのヒントがとても多く、この本のなかに出てくるフィジー人の発言を紹介したいくらいです。

 中でも私が好きな発言を紹介します。

 「頼めるで。でも、僕のいちばんやりたいことはオトンの介護やねん。オトンも僕も、もしかしたら今日が人生最後の日かもしれへんやん。それやのに仕事なんかやってたら後悔するやん」

本文P179 お父さんの介護で早期退職するフィジー人に、筆者が他の家族に介護が頼めないか聞いた時の答え。

 シンプルで、自分にとっての「幸福」が捉えらえれいるからできる答えです。

 日本ではこういった発言が即答できる方が多いようには、私は思えません。

 だからこそ、「幸福」を考えたときにこのようなシンプルで想いのある発言がとてもよいなと思いました。

 ※ ちなみにですが、日本でMSWとして働く立場としては、少なくとも日本では介護が理由の早期離職は推奨できないと思っています。

 義務感や罪悪感などから来る発言では意味がありませんし、そもそもそれまでに家族とどのような感覚で時間を過ごしてきたかが大切だと思います。

 介護離職に関しては思うところもありますが、今回のブログでは割愛させていただきます。 

おわりに。

 読み終えた直後の感想は、「フィジー行ってみたい」です。

 とてもフィジーという国に魅力を感じる本です。

 私がいま独身であれば、旅行の計画を立てていたと思います。

 末端ですが、病院に勤める者として、「健康」に対する意識はそれなりにあると自負しています。

 また、日本という国が長寿国として賞賛を受けることも、多くの医療従事者の弛まぬ努力や、国民の意識に支えられて成り立つことであり、とても誇らしく思います。

 一方で、少なくとも私は「幸福」に対してそこまでしっかりと意識を向けていなかったところがあります。

 また、日本人の多くが「幸福」に対して意識が低いように思います。

 「幸福」は感覚に由来するところが大きいでしょう。

 皆さんの中にはまだ無かった幸福への感覚を教えてくださる1冊になるのではないかと思います。

 

以上、MSW(医療ソーシャルワーカー、社会福祉士)ヒナタザウルスのブログでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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