【書評】「こんなにおもしろい社会福祉士の仕事」を読んで

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【本の紹介】人に大変勧めたい本です。

 こんにちは、現役MSWのヒナタザウルスです。このブログでは、MSWとして関わった事例や思う事、MSWに関わる本や、あんまり関わらない本も含めて紹介させていただいています。

 今回は、「こんなにおもしろい社会福祉士の仕事」という本が、最近読んでお勧めしたい本だったので、書かせていただきます。

 著者:飯塚慶子さん、出版:中央経済社さん

この本に関して、人に勧めたい度95%です。

 人に強く勧めたいと思う本でした。
社会福祉士の仕事の認知度を上げる意味でも、とても素敵な本です。
 社会福祉士を目指す方はもちろん、資格を持ってても違う仕事をしてる方や、福祉系の学部に行こうか悩んでいる方にも、ぜひ読んでいただきたいと思いました。

 中でも特によかったのは、社会福祉士の実際の仕事を、職種ごとに紹介する章であり(メインの内容になるとは思いますが)、中でも実際に現場の方に取材をされている部分が、現場の生々しい声を載せてくださっており、かつ、読み物としてわかりやすく、とても素晴らしいものでした。
(特に、特養の方の取材は秀逸で、取材をする側もされる側も、現状への理解が深いからできる対話となっていました。多くの方に見てほしい内容です。)

 私は病院のMSWですが、他の職種の皆様についても、より強くイメージできたところも、よかったと思います。

 また、最終章などでの、今後の展望や期待される役割についての記述も、実務をする身としても、「もっと頑張っていこう」と思えるものでした。

私にとって、5ポイントのマイナスが何か。

 社会福祉士の「受験の仕方」のような記載が、私が思う是非この本を読んでほしい方々には不要ではないかと思うところです。
 この本の、特に後半や、取材などの部分は、ある程度、社会福祉士の仕事に知識のある方に響くものだと私は感じました。

 例えば今年度の社会福祉士の試験を受けて、結果を待っている方や、この春から社会福祉士として働く方に是非読んでほしい本なのですが、そのような方々に「試験勉強のペンの色分け」のようなお話は不要かなと思ってしまいました。と、言いますか、試験対策に関しては、著者の飯塚様の真骨頂だと思うので、違う本で読むのではないかと思いました。

全体の感想として

 この本の感想として、社会福祉士は伸びしろのまだまだある資格だなと強く思いました。また、私自身が仕事としている分野以外の分野での活躍を再認識しました。

 病院のMSWをしていて思うことがあります。それは、MSWという立場がまだ歴史が新しいからなのか、病院内でまだイメージが固まってないと思うことです。もしかすると「業務独占」ではないことに起因するのかもしれませんが、私は、まだまだ世間一般を含めても認知度が低いからだと考えています。

 その意味では、いまMSWをしている私たちが、今後のMSWのイメージを作ると思います。私の職場では、少なくとも私を見て、MSWがなにをしているか認識した看護師さんや、リハビリさんは多いと思います。そして、それは社会福祉士にも言えることなのではないでしょうか。

 現役の人間が後の世代のイメージや地位を作るというのはどの世界でも共通かもしれませんが、改めて社会福祉士全般がそうなのだと思いました。

 この本を読み、意欲的な高校生が「社会福祉士」を目指すころ、世間の社会福祉士に対するイメージがどうなるかは、多様に活躍する現在の社会福祉士の活躍によるのです。

 この本に登場する方々含め、社会福祉士には素敵な方々が多いです。その皆様と共に、社会福祉士を多くの人が目指したいと思える明るい未来へ邁進するうえで、背中をおしてくださる本だったかと思います。

おわりに

 この本は、私が自分の持っている資格の価値を再認識する為に、また、他業種に対しての理解を深めるために買いました。
 ただ、買う決め手となった、裏表紙の推薦文がシビれるので、引用させていただきます。
「あらゆる人が普通に暮らせるようにその人とともに歩む専門的で人間的な仕事「社会福祉士」という山の豊かさとその登り方をていねいに示す最良の道案内」

以上、MSW(医療ソーシャルワーカー、社会福祉士)ヒナタザウルスのブログでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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